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5月5日は「の日」でした…。気か付いたのは翌日の6日(…つまり、今日)。
日めくりする時に気が付きました。(〃▽〃)…何屋だよ…!

611年5月5日に推古天皇が奈良県の兎田野(うたの)で「狩り」をした事から、
毎年この日を「日」として狩りが恒例になったとか。俳句の季語にもなるそうです。
今でも5月5日菖蒲湯に入りますが、漢方でも使われる事があります。菖蒲の
香りで体に必要なエネルギーや物質を運ぶ経路を通りやすくしたり、余計な
水分をどかす作用があります。

5月5日
1987年(昭和62年)全国医品小売商業組合連合会が制定したそうです。


前回は、ステロイドの効果・形状・適応症についてお伝えしました。
今回は、ステロイドの作用についてお伝えいたします。

ステロイドの作用
①糖代謝の変化
 …糖代謝とは、食べ物等から摂取した糖分がブドウ糖(グルコース)に変わり、
  体のエネルギーになる事。これが血液によって運ばれるのですが、多い時
  には肝臓や筋肉でグリコーゲンとなって貯蔵します。
  ステロイドを使う事で、糖新生(グリコーゲンをブドウ糖に代える)が上がる・
  グリコーゲンの合成が上がる・血液中の糖を正常に保つ能力が下がる事が
  あります。

②蛋白代謝の変化
 …蛋白代謝とは、胃から小腸までの間で膵臓(すいぞう)の膵液によって
  アミノ酸に変わり、小腸でアミノ酸を吸収し必要な場所の専用のタンパク質に
  代える事。
  ステロイドを使う事で、蛋白代謝物のクレアチンが上がる・アミノ酸が上がる・
  尿酸の排泄が多くなる・蛋白同化(専用のタンパク質に代える事)が下がる事
  があります。

③脂質代謝の変化
 …脂質代謝は、脂質(コレステロール・中性脂肪・リン脂質・遊離脂肪酸)が
  貯蔵用のエネルギーや細胞膜・胆汁酸(消化吸収に必要)・ホルモンに
  代える事。
  ステロイドを使う事で、脂質分解が部位によって上がったり下がったりする・
  血中脂肪酸が上がる・アラキドン酸代謝による酵素が下がる事があります。

④電解質代謝の変化
 …人間の体液にはナトリウムやカリウム・マグネシウム等の電解質があります。
  それらが、神経の伝達や筋肉の収縮・骨や歯の形成などの役割をします。
  ステロイドを使う事で、血清カリウムの減少・カリウムの排泄が多くなる・血清
  ナトリウムが多くなる事があります。

⑤血液成分の変化
 …総白血球が上がる・好酸球が下がる・好塩基球が下がる・リンパ球が下がる・
  赤血球が上がる・好中球が上がる・血清蛋白が上がる事があります。

⑥神経系の変化
 …興奮ぎみになったり・うつ状態・味覚の低下・嗅覚の低下になる事があります。

⑦循環器系の変化
 …心臓の収縮力や拍動数が上がったり、血管収縮になる事があります。

⑧消化器系の変化
 …胃酸の分泌が多くなる事があります。

⑨内分泌系の変化
 …副腎皮質ホルモン・成長ホルモン・甲状腺刺激ホルモン等の低下や
  インスリンの分泌が多くなる事があります。

⑩結合組織の変化
 …骨・軟骨・皮膚のコラーゲンの産生が落ちる・ムコ多糖合成が落ちる事が
  あります。

⑪免疫系の変化
 …胸腺やリンパ節の重量の低下やサイトカイン産生が落ちる・抗体産生が
  落ちる・細胞性免疫が少なくなる事があります。

⑫炎症反応の変化
 …血管透過性が下がる・白血球の遊走が少なくなる・肉芽腫形成が遅くなる・
  種々の炎症性サイトカインの減少・アラキドン酸代謝に関わる酵素の減少
  する事があります。

たくさんあって、訳がわからないですよね。おまけに文章も長すぎ…
しかし、ステロイドを使う事で様々な変化がある事は理解していただけたと
思っております。
次回は、このステロイドの作用がどのように体に影響するかを、わかりやすく
お伝えしようと思っております。



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2017.05.09 Tue l 薬について l コメント (4) トラックバック (0) l top